集合時間に、の技能待合室にいきます。
部屋にはその時間の一発免許の受験者の方がすべて集まっています。
時間になると担当の試験官より当日の注意事項などの説明が始まります。
試験官が採点する採点表が配布され、その際に乗車する試験車両、受験の順番なども案内されます。
その後、試験場内で検定車両に乗車します。
1番目の受験者は助手席に、残りの受験者は後部座席に座ります。
試験官の運転で路上試験のスタート地点へ移動します。
スタート地点は、試験場の前の「鮫洲試験場前バス停」又は、首都の高勝島の出口付近が多いです。
詳しくは、鮫洲試験場の本免コースマップを見ましょう。
2人目の方は、1人目の受験者が試験場終了となった場所からスタートします。
鮫洲試験場の付近とは限りません。品川駅付近や、天王洲アイル駅付近、品川シーサイド駅など、さまざまです。
2人目の方は、ここで乗車前の車の周囲の確認を行います。
シートベルトやサイドミラールームミラーの調整をして、試験官からの出発の合図を待ちましょう。
無言のまま準備をしていただいて構いません。
試験官から「準備できたら発信してください」と声をかけられます。
周囲を確認して出発しましょう。
また、路上試験が全員終わってから、場内で縦列駐車又は、方向変換の試験へと移ります。
路上試験エリアは、試験場の東側のJR品川駅、モノレール天王洲アイル駅方面と、西側の京浜急行の大森海岸駅方面の2方向です。
詳しくは、鮫洲試験場の本免コースマップ参照。
私道や一方通行、車が通れない狭い路地は走りません。
一発免許では、試験をスタートする前に、その日のコースは試験官が決めています。
ただし、工事や、受験者が道を間違えることなどで、事前に決めた通りのコースが走れないこともあります。
結果、実際に公表されているルート以外の道を走ることもあります。
試験で走行する正確なルートは、本番の試験中までは完全には断定できません。
ルートは試験官がすべて案内します。経路を覚える必要はありません。
一発免許の試験は、地点ルートを覚えるための記憶力や、地図を読む力を試すようなものではありません。
例えば、右左折する場合、車線変更するタイミングなども考えて、信号2つ前や、3つ前から指示をします。
基本的に、直前で突然右左折の指示をするようないじわるはありません。安心してください。
もし、信号を数えることや、試験官の指示した場所が分からなくなってしまった場合は、試験官に何度でも確認が出来ます。
一発免許は、聞き間違えなどで、ルートを間違えても減点はありません。
しかし、ルートに戻るために、無理に車線変更をするとなどして事故を招くような運転をした場合、その運転が減点などの対象となります。
ルートよりも安全が第一です。交通ルールを守り、一発免許の合格できる運転に集中することが大切です。
路上の試験中に検定車両を停車する指示が2回あります。
車の停車方法や停車場所等を採点します。
交差点、横断歩道から5メートル以内や、バス停などを避けて停車しましょう。
また、2回目の停車場所は、その方の路上試験の終了地点です。
必ずエンジンを切って、後方を振り返り降車しましょう。
オートマ車の場合はパーキング、マニュアル車はニュートラルに入れて、サイドブレーキをかけます。
マニアル車の場合には、エンジンを切った後にギアをバックギアに入れることも忘れないようにしましょう。
これはオートマ車のギアをパーキングに入れると同じ意味があります。
また、次の受験者のために、ドアを開けたままにしておくと注意されることがあります。
これも、他の受験者を気遣ってうっかり開けたままにしてしまう方が多いです。
相手を気遣う事はとても素晴らしいのですが、ドアを閉めるところまで試験は続いています。
そして、最後の駐車の試験のために、試験場へ試験官の運転で移動します。
試験場内のコースとは、よく教習所にあるS字、クランクなどがあるコースです。
路上試験で不合格の場合は、試験官からの不合格理由と改善点のアドバイスを受けます。
そして、場内の試験は行わずに、技能受付へ行き、次回の技能試験の予約を取り解散です。
合格の場合は、縦列駐車、または、方向変換のどちらをするように指示されます。
素早く行えるテクニックではなく、下手でも、正しく安全にできるかを判断しています。
一発免許で場内コースの走り方は、一切採点されません。
採点は、あくまでも、駐車エリアの部分だけです。
コース内でも路上と同様に、同乗の受験者と交替をして試験をしていきます。
再び、ミラーやシートのチェックなど、乗車後の準備を忘れないようしてください。
切り返しの回数や、縁石、ポールとの接触が減点などの対象になります。
切り返しは、一回目は、減点なし、2回目、3回目は減点、そして、4回以上は試験中止です。
縁石の乗り上げは、20点減点。バックしないで走行した場合は、検定中止です。
合格基準は、決められたエリアに車体を収めることです。
車体を平行に駐車する必要はありません。
斜めでも、ポールの内側に収まっていれば大丈夫です。
バックの際に、後輪を輪止め(縁石)に接触させようとしてはいけません。
接触させようとした場合し、後ろのポールに接触するようになっています。
決してバックしすぎないようにしましょう。
方向変換は、車庫入れの駐車をイメージすると分かりやすいかもしれません。
また、駐車スペースに完全に車体の全てを納めなくても、減点はされません。
全員が終わると試験場の建物に戻り待合室で待機します。
そして、名前を呼ばれて合格、又は、不合格が告げられます。
一発免許で免許を取得する場合は、取得時講習を受講する必要があります。
技能受付で、都内の教習所のリストから受講可能な教習所を探して可能な日時を予約します。
この時点で、まだ受講していない方は、免許は当日交付されません。
特定教習を済ましている方は、手続きをして免許の交付を受けます。
受験の当日に免許は交付されます。