試験の最後は、路肩に車両を停車させます。
その際、以下の4点がポイントになります。
1. ウィンカーを点灯させる
2. 巻き込み防止の、安全確認をする
3. 停止を求められた、ポールからバンパーまでの距離を前後30cm以内にする
4. 縁石または白線から車両の側面までの距離を30cm以内にする
3のバンパーというのは、ナンバープレートのある箇所をいいます。
目印のポールから前後30cm以内に収まるように停車しましょう。
4に関しては、車両と縁石や白線が概ね平行になっている必要があります。
縁石などに、車体が接触した場合は大幅減点です。
スピードを出す必要はありません。
慎重かつ、丁寧に運転をして、確実に車を停車させましょう。
また、車体が接触しなくとも、車体と縁石が近いにも関わらず速度が速すぎる場合も減点です。
目安としては、子供が道を歩く程度の速度で停車しましょう。
発着点で停車を完了すると、試験官より「車を下りてください」と声をかけられます。
慌てずに、必ず正しい手順で降車しましょう。
ギアーをパーキングに入れサイドブレーキをかけて、エンジンを停止します。
エンジンをかけたまま降車した場合は、減点です。
また、エンジンを切る際に、必ずットブレーキを踏んだまま切ります。
マニュアル車の場合は、ニュートラルでエンジン停止、その後、バックギアーに入れます。
これは、オートマ車のパーキングのように、タイアが動かないようにするための措置です。
シートベルトを外して、ミラーと目視で後方を確認を確認。
後続車が来ないか確認をするために、ドアを少し開け、隙間から後方を確認するとより安全です。
また、降車の際は必ずドアを閉めましょう。
他の受験者のためにドアを開けたままにする行為は、かえって他の受験者の試験の妨げとなります。
他の受験者へのマナー試験官にアピールする必要はありませんので、降車をしたら速やかにドアを閉めてください。
試験は車から離れるまでです。試験コースを走り終わったところで気を抜かない様にします。
受験者の合否は直接試験官から伝えられます。
受験者は降車して、試験官が座る助手席の窓越しに、試験合格者は「合格予定」と告げられ、受験番号などか書かれた赤い紙を渡されます。
そして、その紙を技能受付で提出し全員の試験が終わるまで技能試験室で待ちます。
担当官の準備が整うと、後の流れに関して説明を受けます。
仮免許中の運転の注意点や、練習方法、「仮免許練習中」の表示板、仮免許証、そして仮免取得後の流れが記載された書類を頂き解散です。
また、不合格の場合は、その場で試験官から不合格となった運転方法のアドバイスを受けます。
次回の受験日を予約し解散となります。